「ようこそ新座柳瀬高校へ」

校長 秋田 格

 

 新座柳瀬高等学校のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。本校ホームページを中学生の皆さんや在校生、保護者、同窓生、そして地域の皆様にご覧いただき、本校の教育活動をご理解いただけるよう随時更新してまいります。

 

 本校は、目指す学校像を「人と社会と未来に繋がり、次世代を生き抜く力を育成する学校」としています。次世代を担う生徒一人一人を宝として、新しい時代を生き抜くための人間力を育成しています。本校では単位制の特色を活かし、生徒の多様なニーズや進路希望に応じた幅広い選択科目の設定、少人数授業展開、主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善、地域交流を通じた実習授業、3年間を見通したキャリア教育の展開などを通じて生徒の学習意欲を高め、学力向上と進路実現を図っています。

 また、昨年4月には所沢おおぞら特別支援学校の高校内分校が開校され、お互いを認め合い、高め合う「インクルーシブ教育」を一層充実させてまいります。

 生徒たちは部活動にも、意欲的に取り組んでいます。運動部、文化部がともに切磋琢磨しながら活動し、成果を収めるとともに自己の伸長に励んでいます。特にここ数年は、文化部活動において地域との交流が盛んになっています。

 新座柳瀬高校は、教職員全員で勉強や部活動、学校行事に頑張る生徒を全力で応援しています。引き続き、皆様の信頼と期待に応える「柳瀬ブランド」を追究してまいりますので、今後とも変わらぬご支援とご協力をお願い申し上げます。

令和7年4月1日

 

校長室から

校長日誌

1学期終業式校長講話

 1学期終業式での校長講話の原稿です。
 少々本番では違った表現をした場所がありますが、講話の内容は以下 のものに沿っています。

【校長講話】
 生徒の皆さん、こんにちは。校長の秋田です。1学期が終了するに際し、皆さんに伝えたいことをお話しします。
 毎年の話になりますが、今年の8月は太平洋戦争が終了して、80年という年になります。皆さんのお爺さん、お婆さんでも、1945年、昭和20年8月より前に生まれた方はあまりいないのではないでしょうか。本当に当時のことを知る方は、少なくなってしまいました。
 しかし、映像記録がだいぶ残されているので、その悲惨さを垣間見ることができます。結果的には日本は壊滅的に破壊され負けた事実はあります。資源力、工業生産力の差は、埋められなかったのは現実です。これは、現在でも続いている話です。精神論では埋められない事がらです。ぜひ、皆さんも夏休みには平和学習の一環で当時の情報を集めてみてください。

 では本題です。話の内容は全部で3点です。
 まず、私もこの4月に新座柳瀬高等学校に着任して4ヶ月が経とうとしています。皆さんが、勉強や部活動に頑張っている姿を見てきました。大半の生徒さんが学校に時間内に来て授業に参加してくれています。選択授業も何はあれ最終的には自分で選んだ授業にもしっかり出ている姿、頼もしく感じています。
 先日成績会議があり、皆さんの1学期の学習活動を把握する機会がありました。その中で、1、2年次は、22〜25%の人、3年次は32%の人が成績優良者として上がっていました。成績不審者は、1年次が2%、2年次が7%、3年次が6%でした。全体として、もっと成績が少しでも上がってくれると嬉しいですね。成績優良者の数が増えても問題ありません。皆さんが頑張った証です。
 部活動でも様々な結果を残してくれました。目立っての活動は、運動部が中心となりますが、文化部の生徒も、近所の「大和田公民館まつり」に出場、出展するなど活躍をしてくれていました。
 ある部活動では、様々な事情で辞めてしまった元部員が、試合観戦している中で、「何で俺はこんなところにいるのだろうか、あんな事で辞めなければよかった。」と悔しがっている姿を見ました。その悔しい気持ちは大切にしてもらいたいと思います。
 様々な活動をやり抜いて得られた達成感というものは大切です。全員が、達成感を味わえる環境であれば良いのですが、必ずしも達成感を味わえるものではありません。今回の話は、1つの事柄です。本人にとっては大きな事であると思います。学校生活というのは様々な教育活動を行っています。すなわち達成感を味わえる場面というのは他にも多くあります。悔しい気持ちも持ちながら、他の行事や学習活動に目を向けてみてください。何か自分が打ち込めるものがあると思います。2学期には、雲雀祭に体育祭があります。クラスでの貢献もできます。自分ができることを少しずつ打ち込んでください。そのためにも、今の自分の気持ちを心に留めず、日記などに文章化してみませんか。

 続いて日常の学校生活のことです。登校時の正門付近の自転車マナーです。大和田しらかば幼稚園から、本校に来る所の交差点は一時停止になっています。先生方が朝、交通整理をしているので、安心しているのでしょう。一時停止しない生徒が多く見うけられます。交通ルールすなわち、道路交通法に違反しています。この癖というのは、おそろしいもので、将来、皆さんが運転免許をとる時に、癖を修正するのに時間がかかってしまいます。
 また、新座市立第四中学校側から来る人、正門付近で斜め横断はやめましょう。また、進行方向を変える時にも、後を確認、後方確認しましょう。先生方が立っていますが、交通事故にあわないように、自分たちでしっかり確認することが大切です。

 3点目の話は「自分の命を大切に」です。
 夏季休業は土日を含めると42日間の長期休業となります。長い期間、学校から離れると、この1学期の間作ってきたリズムが崩れてしまうことがあります。また、友達との関係性も希薄になってしまうこともあるでしょう。このことから夏休みの終盤に心の変調、不調を訴える人が出てきます。
 「新学期になって、学校に来てみれば大丈夫だよ」という励ましの声があるかもしれません。その励ましの声のとおりであると思います。学校に来てしまえば何てことがないことが多いです。しかし、しんどいのには変わりはないですよね。その場合は学校に頼ってもらっても良いですし、件教育委員会が開設している相談機関に話をしてみるのも良いと思います。
 言っておきたいことは、辛くなりすぎる環境は作らないでください。そして、自ら命を断つという行動は起こさずに、ぜひ踏みとどまって、周りに助けを求めてください。

 最後になりますが、9月1日の始業式、2学期スタートの時に、皆さんの元気な姿が見られることをきたしています。

 

大和田公民館まつりに文化部出演と出展!

 4月19日(土)、20日(日)と学校がある新座市大和田地区の公民館のお祭りがありました。

 本校の文化部で、吹奏楽部の演奏、書道部及び美術部の作品の出展がありました。

 19日に吹奏楽部の演奏があったのですが、都合がつかなかった為、演奏を聴くことが出来ませんでした。20日に見学に行った際、館長様から、「非常に良い演奏で、アンコールの声もかかっていました。」とお話ししてくださいました。地域の方も多く来場されており、このような場所で生徒の活躍の場を与えてくださっていることで、地域に根ざしている学校という事を実感しました。

写真は、展示されていた作品です。

新座市の桜の様子

 3月下旬に開花したソメイヨシノも、4月初めに気温が下がったため、花が始業式と入学式まで持ってくれました。
 本校周辺の桜も木によっては見頃となっています。
 正門付近にある桜は、満開でした。入学式には抜群のシチュエーションになったのではないでしょうか。

新座柳瀬高校正門付近

 

令和7年度 入学式校長式辞

式辞

 3月下旬に花開いたソメイヨシノも、4月初めの花冷えもあり、本日の皆さんの入学式に花を添えてくれました。
令和7年 春のこのよき日に、御来賓の皆様の御臨席を賜り、ここに埼玉県立新座柳瀬高等学校 第18回 入学式を挙行できますことは、この上ない喜びでございます。

 ただ今、入学を許可いたしました、20回生198名の皆さん、そして保護者の皆様、本校へのご入学、誠におめでとうございます。教職員一同、心から歓迎いたします。

中学校は、多くの人が公立高校、私立高校問わず、高校入試を受験し高校に進学する。という過程をとおってきます。
そして、皆さんも本日、新座柳瀬高等学校に入学いたしました。
高校というのは、中学と異なり、自分が将来なりたいもの、やってみたいこと。これを達成するために、自分自身を磨く場所です。

しかし、人というのは、期限というのがわからないと、行動に移したり、考えたりすることを先に進むことが難しいものです。
ですから、皆さんにまず、「高校2年の終わりまでに、どの様な進路を考えるか」ということをふまえ、高校生活を過ごす。ということをお願いしたいと思います。
その中で、自分の思いえがいた結果が出せない。何かちがう。と思うこともあるでしょう。このために先生方は、皆さんをサポートしてくださいます。是非、先生方の力も借りて下さい。
高校生活が順調に過せるのが、一番かっこいいかも知れませんが、思い悩み、解決して進んでいくことが、皆さんの人生経験にとって、非常に良い糧となると考えます。
 
また、学校生活は、人との関わりを学ぶ大切な場です。人との関わりの中で、他の人の意見、考えをしっかり聞く。ということを学習してください。
人により、物事に対する考え方や捉え方が異なります。
物事の考え方や捉え方の違いを受け入れるという事は、自分自身でも難しい時もあります。その時に重要になるのが、自分の意見をしっかり相手に伝えるということです。相手のことを批判するのではなく、どのように自分のことを伝えられるかです。昔から人とのコミュニケーションの取り方を記載した本は、たくさん出ています。中国古典でも紹介されている内容です。
すなわち、人の成長として避けては通れない内容であると、私は感じます。そして、最低限必要になるのが、顔を合わせて会話をし、相手から出る雰囲気をしっかり感じ取ることです。
是非、新入生の皆さんも高校を卒業し社会に出る前に、その力を身につけてもらいたいと願っております。

保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。真新しい制服に身を包み、高校生としての第一歩を踏み出した我が子をご覧になり、感慨もひとしおのことと、存じます。
私たち教職員一同、大切なお子様をお預かりいたします。そして、お子様が高度な知識や技能を身に付け、それを主体的に活用し、考え、行動しながら様々な課題に対し、解決へ向かう力を養っていけるよう、伴走してまいります。
そこで、保護者の方にお願いがございます。すでにここまでお子様と長きにわたり向き合ってこられたので、すでにご理解いただいていることだと思います。それは、お子様が、それぞれの場面において、様々な顔を持つということです。これは決して悪いことではありません。その場に応じて対応を使い分けている。ということで成長の証の一つでもあります。ぜひ、ご家庭でお子様が学校のお話をすることもあるかと存じます。是非、よく耳を傾けていただけると助かります。
そして、地域の方々に見守られ、学校と家庭がしっかりと手を携え、お子様の成長を支えていくことができますよう、本校の教育方針に御理解をいただき、御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 結びに、新入生の皆さんにとって新座柳瀬高校での3年間が、輝かしいものになりますことを祈念し、式辞といたします。

              令和7年4月8日
                 埼玉県立新座柳瀬高等学校 校長 秋田 格

令和7年度 着任式・始業式校長講話

みなさん、おはようございます。
 まず、わたくしの自己紹介から行います。
 4月1日に新座柳瀬高等学校の校長として着任しました、秋田 格です。
 これから、よろしくお願いいたします。

 春季休業中の生活はどうでしたか?
気が付けば、今日から令和7年度第1学期がスタートします。
新しいクラス、担任の先生、授業と不安もある人も多いでしょう。すべての人が新しい環境にすぐに順応するわけではありません。
不安に感じている人は、「自分が不安に感じている」ということを、相談などで周りに伝えてください。相談受けた人は、まずは、良く話を聞いてあげてください。それでも一つアドバイスです。相談を受けた人は、話を聞くだけでよいです。
解決策について、アドバイスはしなくてよいです。アドバイスは、「先生に相談してみよう。」です。

さて、本題に入ります。本校では様々な教育活動をとおして、生徒の皆さんの「自己肯定感の育成」を挙げています。
この内容は、少々難しい内容なので、あえて本日講話の題目に上げます。
皆さんは、「自己肯定感」というと何を思い浮かべますか?「自己肯定感の要素」には、自尊感情、自己受容感、自己効力感、自己信頼感、自己決定感、自己有用感と呼ばれるものがあります。そして、自己肯定感はその時皆さんが置かれている状況に応じ、高くもなったり低くもなったりします。自己肯定感が低くなったとしても立ち直るようにするために必要な要素があるといわれています。

そこで、今回、私が注目したいものは、自己受容感です。心理学の分野では、自己肯定感の要素のうち、自己受容の要素が非常に強いといわれています。

では、自己受容感、自己受容とは何なのでしょうか。簡単に言うと「ありのままの自分を認める」ということです。しかし、簡単すぎてわかりにくいですね。「ありのままの自分を認める」ということを話しましたが、これは、自分のポジティブな面とネガティブな面両方をしっかり認識する。ということです。自己肯定感は、ポジティブの面が強いというとらえ方をしています。

例えば、今日1日の行動を振り返った時、出来た事と出来なかった事を客観的に確認します。その時に、出来なかった事を「やれなかった自分がいる」ということを落ち込まなくてよい。というものです。その事実が認識出来たら、その事実をどのように捉えるか。ということを繰り返していきます。どこかで、詳しくお話しする機会がありましたら、紹介しますし、是非、皆さん自身も「自己受容の育成」について調べてみてください。

自己受容がしっかりできていないと、自己肯定感を高めることはできないといってもよいくらい。ということ言っている方もいます。
「他者を認める」ということも、「自己受容が確立している」ことが重要であろうと私は捉えています。そして、自己受容のトレーニングを行うときに、振り返りの「自己表現がしっかりできる」ということも大切です。「自己表現ができるようになる」という過程の中でも「自己受容を高める」ということが可能なのでしょう。

途中から、方法論の話に移ってしまいましたが、自己受容は、自己肯定感の要素のうち、「木の幹のようなもので、しなやかなもの。ストレスを受けるがしなやかにやり過ごすもの」です。すなわち、数年後社会に出たときに、非常に重要な要素になるため、早いうちに皆さんに知ってもらいたいと感じたので、ここで紹介しました。ぜひ、皆さんも考えてみてください。

次に、所沢おおぞら特別支援学校の新座柳瀬分校開校2年目です。在籍する生徒の数も2学年分となります。本校との学校行事の中での交流もますます進むでしょう。多様な特性を持つ方の理解を深める良いきっかけとなります。
両方の先生方も連携を深めていきます。ぜひ、生徒の皆さんの協力もお願いします。

最後になりますが、それぞれの年次での活動において皆さんには達成してもらいたいものがあります。3年次の生徒の皆さんは進路実現の年になります。就職する人で7月には求人票から自分が受けたい事業所を見つける、という作業が出ます。就職、進学問わず、夏季休業中は、会社見学やオープンキャンパスに参加するなど、進路活動が本格的になります
これから考えると2年次は進路選択のために残された努力できる最後の1年となると私は考えています。ぜひ、数年先、どのようにして生活しているのかイメージできるよう、皆さんの健闘を祈ります。

冒頭にも、新しい学習環境となります。なじみにくくて不安定になってしまう人もいると思いますが、ぜひ、不安に思うことを先生方に相談してください。自分自身の体、心を大切にしながら、新年度のスタートが順調となることを祈りながら校長講話を終了します。