式辞
3月下旬に花開いたソメイヨシノも、4月初めの花冷えもあり、本日の皆さんの入学式に花を添えてくれました。
令和7年 春のこのよき日に、御来賓の皆様の御臨席を賜り、ここに埼玉県立新座柳瀬高等学校 第18回 入学式を挙行できますことは、この上ない喜びでございます。
ただ今、入学を許可いたしました、20回生198名の皆さん、そして保護者の皆様、本校へのご入学、誠におめでとうございます。教職員一同、心から歓迎いたします。
中学校は、多くの人が公立高校、私立高校問わず、高校入試を受験し高校に進学する。という過程をとおってきます。
そして、皆さんも本日、新座柳瀬高等学校に入学いたしました。
高校というのは、中学と異なり、自分が将来なりたいもの、やってみたいこと。これを達成するために、自分自身を磨く場所です。
しかし、人というのは、期限というのがわからないと、行動に移したり、考えたりすることを先に進むことが難しいものです。
ですから、皆さんにまず、「高校2年の終わりまでに、どの様な進路を考えるか」ということをふまえ、高校生活を過ごす。ということをお願いしたいと思います。
その中で、自分の思いえがいた結果が出せない。何かちがう。と思うこともあるでしょう。このために先生方は、皆さんをサポートしてくださいます。是非、先生方の力も借りて下さい。
高校生活が順調に過せるのが、一番かっこいいかも知れませんが、思い悩み、解決して進んでいくことが、皆さんの人生経験にとって、非常に良い糧となると考えます。
また、学校生活は、人との関わりを学ぶ大切な場です。人との関わりの中で、他の人の意見、考えをしっかり聞く。ということを学習してください。
人により、物事に対する考え方や捉え方が異なります。
物事の考え方や捉え方の違いを受け入れるという事は、自分自身でも難しい時もあります。その時に重要になるのが、自分の意見をしっかり相手に伝えるということです。相手のことを批判するのではなく、どのように自分のことを伝えられるかです。昔から人とのコミュニケーションの取り方を記載した本は、たくさん出ています。中国古典でも紹介されている内容です。
すなわち、人の成長として避けては通れない内容であると、私は感じます。そして、最低限必要になるのが、顔を合わせて会話をし、相手から出る雰囲気をしっかり感じ取ることです。
是非、新入生の皆さんも高校を卒業し社会に出る前に、その力を身につけてもらいたいと願っております。
保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。真新しい制服に身を包み、高校生としての第一歩を踏み出した我が子をご覧になり、感慨もひとしおのことと、存じます。
私たち教職員一同、大切なお子様をお預かりいたします。そして、お子様が高度な知識や技能を身に付け、それを主体的に活用し、考え、行動しながら様々な課題に対し、解決へ向かう力を養っていけるよう、伴走してまいります。
そこで、保護者の方にお願いがございます。すでにここまでお子様と長きにわたり向き合ってこられたので、すでにご理解いただいていることだと思います。それは、お子様が、それぞれの場面において、様々な顔を持つということです。これは決して悪いことではありません。その場に応じて対応を使い分けている。ということで成長の証の一つでもあります。ぜひ、ご家庭でお子様が学校のお話をすることもあるかと存じます。是非、よく耳を傾けていただけると助かります。
そして、地域の方々に見守られ、学校と家庭がしっかりと手を携え、お子様の成長を支えていくことができますよう、本校の教育方針に御理解をいただき、御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
結びに、新入生の皆さんにとって新座柳瀬高校での3年間が、輝かしいものになりますことを祈念し、式辞といたします。
令和7年4月8日
埼玉県立新座柳瀬高等学校 校長 秋田 格