みなさん、おはようございます。
まず、わたくしの自己紹介から行います。
4月1日に新座柳瀬高等学校の校長として着任しました、秋田 格です。
これから、よろしくお願いいたします。
春季休業中の生活はどうでしたか?
気が付けば、今日から令和7年度第1学期がスタートします。
新しいクラス、担任の先生、授業と不安もある人も多いでしょう。すべての人が新しい環境にすぐに順応するわけではありません。
不安に感じている人は、「自分が不安に感じている」ということを、相談などで周りに伝えてください。相談受けた人は、まずは、良く話を聞いてあげてください。それでも一つアドバイスです。相談を受けた人は、話を聞くだけでよいです。
解決策について、アドバイスはしなくてよいです。アドバイスは、「先生に相談してみよう。」です。
さて、本題に入ります。本校では様々な教育活動をとおして、生徒の皆さんの「自己肯定感の育成」を挙げています。
この内容は、少々難しい内容なので、あえて本日講話の題目に上げます。
皆さんは、「自己肯定感」というと何を思い浮かべますか?「自己肯定感の要素」には、自尊感情、自己受容感、自己効力感、自己信頼感、自己決定感、自己有用感と呼ばれるものがあります。そして、自己肯定感はその時皆さんが置かれている状況に応じ、高くもなったり低くもなったりします。自己肯定感が低くなったとしても立ち直るようにするために必要な要素があるといわれています。
そこで、今回、私が注目したいものは、自己受容感です。心理学の分野では、自己肯定感の要素のうち、自己受容の要素が非常に強いといわれています。
では、自己受容感、自己受容とは何なのでしょうか。簡単に言うと「ありのままの自分を認める」ということです。しかし、簡単すぎてわかりにくいですね。「ありのままの自分を認める」ということを話しましたが、これは、自分のポジティブな面とネガティブな面両方をしっかり認識する。ということです。自己肯定感は、ポジティブの面が強いというとらえ方をしています。
例えば、今日1日の行動を振り返った時、出来た事と出来なかった事を客観的に確認します。その時に、出来なかった事を「やれなかった自分がいる」ということを落ち込まなくてよい。というものです。その事実が認識出来たら、その事実をどのように捉えるか。ということを繰り返していきます。どこかで、詳しくお話しする機会がありましたら、紹介しますし、是非、皆さん自身も「自己受容の育成」について調べてみてください。
自己受容がしっかりできていないと、自己肯定感を高めることはできないといってもよいくらい。ということ言っている方もいます。
「他者を認める」ということも、「自己受容が確立している」ことが重要であろうと私は捉えています。そして、自己受容のトレーニングを行うときに、振り返りの「自己表現がしっかりできる」ということも大切です。「自己表現ができるようになる」という過程の中でも「自己受容を高める」ということが可能なのでしょう。
途中から、方法論の話に移ってしまいましたが、自己受容は、自己肯定感の要素のうち、「木の幹のようなもので、しなやかなもの。ストレスを受けるがしなやかにやり過ごすもの」です。すなわち、数年後社会に出たときに、非常に重要な要素になるため、早いうちに皆さんに知ってもらいたいと感じたので、ここで紹介しました。ぜひ、皆さんも考えてみてください。
次に、所沢おおぞら特別支援学校の新座柳瀬分校開校2年目です。在籍する生徒の数も2学年分となります。本校との学校行事の中での交流もますます進むでしょう。多様な特性を持つ方の理解を深める良いきっかけとなります。
両方の先生方も連携を深めていきます。ぜひ、生徒の皆さんの協力もお願いします。
最後になりますが、それぞれの年次での活動において皆さんには達成してもらいたいものがあります。3年次の生徒の皆さんは進路実現の年になります。就職する人で7月には求人票から自分が受けたい事業所を見つける、という作業が出ます。就職、進学問わず、夏季休業中は、会社見学やオープンキャンパスに参加するなど、進路活動が本格的になります
これから考えると2年次は進路選択のために残された努力できる最後の1年となると私は考えています。ぜひ、数年先、どのようにして生活しているのかイメージできるよう、皆さんの健闘を祈ります。
冒頭にも、新しい学習環境となります。なじみにくくて不安定になってしまう人もいると思いますが、ぜひ、不安に思うことを先生方に相談してください。自分自身の体、心を大切にしながら、新年度のスタートが順調となることを祈りながら校長講話を終了します。