柳瀬日誌
会場校研修(数学科)
11月5日(水)
高等学校中堅教諭等資質向上研修(年次研修)の会場校研修が行われ、県内から数学科の先生方25名が来校し、池田教諭による2年次2組 数学Aの授業が公開されました。多くの先生方が授業を参観し、いつもと違う教室での授業にやや緊張気味の生徒たち。いつも通りタブレットを準備し、ロイロノートで本時の課題を確認するところから授業が始まりました。
授業内容は「反復試行の確率」の導入場面。ペアになって実際にサイコロを振り、実験を基に計算方法の正確性を考える授業でした。全員で合計2,000回を超える試行を重ね、理論値に近い値を得ることができていました。確率の計算では、問題で問われていることとその計算方法をつなぐ思考過程や概念把握に難しさがありますが、こういった実験を伴うことで生徒の思考を補うことができます。今回は、組み合わせ(C)の考え方を用いることに気づくことができました。
日々の学びの中で、人と「つながる」しかけがあることに加え、偉大な数学者が導き出した思考を辿ることで過去と「つながる」、そういった感動体験を伴うことができるといいですね。
数学が「数楽」となるよう、先生方も研究と修養に励んでいます。